野山あずさことあずきちゃんの日常を描いたお話。
主人公は本名はあずさだけど間違いからあずきちゃんと呼ばれるようになった女の子。家族とか転校生の気になる男の子とか友達とかそんな普通の日常や恋愛や友情を描いた物語。
デフォルメしたというかポップというか正統派というか萌えと正反対の絵柄というかそんな感じ(どういう表現だか)ごちゃっとしていない明快な絵柄だけど安っぽくない作画がいいです。
ファンタジーな設定があるわけでなく、ちびまる子ちゃんほど個性的過ぎる面々がいない、ごくごく一般的なこどもたちの日常生活。よく考えてみるとこのアニメみたいに特定の年代の心情とか価値観、事象に対する目線といったものがリアルにしっかり描かれているものってあんまりないんですよね。
インパクトが少ない日常ネタなアニメですが、会話や話の展開のテンポがちょうど良く、途中で見るのに飽きるってことがないのがすごいなと感じたり。雪室俊一と秋元康のコンビはクオリティがさりげに高い。
そういや小学生4~6年くらいって脱ランドセルのころだっけ。なつかしいなあ。あずきちゃんのような理由じゃなくて背が高くなってランドセルをしょってると不恰好になるからという理由だったんだけどね。
しかしたまにしか見なかったけどこんなに話数があったのか・・・。
1995年NHK放映全117話/堪能度:★★★★☆