新造人間キャシャーン
人間に従属するはずのアンドロイドが反乱を起こしブライキングボスを頭としたアンドロ軍団が人類を脅かしていた。素手でアンドロイドを倒す力を持つ新造人間となり、アンドロ軍団と戦うキャシャーンの物語。
タイトル、ずっと人造人間だと思ってました(ありがちな間違い)制作時代の世相からか、主人公が人を救う存在であるにもかかわらず、アンドロイドと変わらない力を持つがゆえに人に疎まれるパターンがけっこうあって子供心に悲しい気持ちになった記憶がありますね。白鳥型アンドロイドになった母親の儚さとか愛犬のかっこよさとか、敵の親玉もインパクトがあってキャラクターがたってます。アンドロ軍団のノリって鉤十字を彷彿とさせる...。あとナレーションの口上も上手いなあと思います。
ラストはスポンサーの関係からかそんなんありか?というオチであらゆる意味で笑ってしまった記憶が(汗)
1973年フジテレビ系放映全35話/堪能度:★★★☆☆
キャシャーン
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テレビシリーズをリメイクしたOVAシリーズ。おおまかなストーリーは前作とあまり変わりませんがキャシャーンは伝説になってて虐げられた人の希望になっているというところとか人物関係が微妙に変えてある...かも。地球環境保全のために作ったアンドロイドが環境にとって人類が有害と判断し排除しようとするという設定にやるせなさを感じたり。世界設定とか現代風に脚色されていますが敵アンドロイドの仕様には懐かしさを感じます(笑)あとキャシャーンの下まつげがなんとも言えず...(笑)
やっぱりアクションは流麗で見ごたえがあり、構成も上手く出来てると思います。台詞の少なさが返って人物描写に深みを出している印象を受けました。母と息子のシーンとかね。
1993年OVA25分×4話/堪能度:★★★★☆