天下分け目の関ヶ原の合戦の最中、対峙していた二人の武者・壬生京四郎と鬼眼の狂の元に空から巨大隕石が飛来する。それから4年の歳月が流れたが隕石の影響で生まれた妖怪・剣妖が闊歩する乱世が続いていた。そんな中、薬売りを生業とする記憶を失った青年壬生は賞金稼ぎの少女と出会い剣妖との戦いに巻き込まれその身に封じた鬼眼の狂を覚醒させる...。
サムライディーパー狂と読む。戦国時代を舞台にしているので歴史上の人物も登場するけど実在人物も架空の人物もかなり個性的なキャラデザで世界観もまたしかり。
魅力的なキャラクターと絶妙な人物関係や設定で見ごたえはあります。...が、個人的にはどうも戦闘シーンがいまいち好みじゃないというかテンポに乗れないというか。で大半は戦闘なんで総じていまいちハマれなかった作品。一般的視点からだと面白いと思うんですが、まあ好みの問題ですから。主人公のオレ様な性格とかべらぼうに強いところとかツボなんだけどなあ...。うーん。
女性の見解からかもだけどヒロインがいまいち活躍してないのがなんともかんとも。お荷物というしかない位置はなんとかならなかったのか。精神面での役割があるからいいんでしょうけどなまじ賞金稼ぎ(拳銃使い)という設定があるだけに残念というか。人物関係は割りと深いからその辺もうちょっと掘り下げた演出だったらなあとも思う。
2002年テレビ東京系全26話/堪能度:★★★☆☆