1999年のオカルトブームは流行に留まらず、故意にまたは偶然に超常現象が現世に表出し事件を起こすようになった未来の東京。魔物、超能力者が起こす事件専門の警視庁第11課の活躍を描いた物語。
物語の中核をなす、超能力および魔物・呪術の設定や、メインキャラクターの役割分担がきちんと振り分けられています。独特の表現方法を使ったモノローグ描写、効果線が少ないながら、ド派手な画面構成が特徴。単発エピソードの集合体なので、凝った世界観のわりに読みやすい構成になっています。著者のボーイズ作品・レベルーCのキャラが登場するエピソードもあり (彼らの設定は微妙に変えてありますが)。
佐野真砂輝&わたなべ京
あすかコミックス全7巻/角川書店
ジャンル:未来・アクション・SF /好み度:★★★★☆