宿命を持った少女ミュウと闇の一族との戦いの物語。
神話時代を思わせる世界観。主人公の少女ミュウが住む平和な村に襲う邪悪。それに立ち向かうミュウは実はある宿命を帯びていたという女性ヒロイックサーガ。
発表された時代をうかがわせるビキニ系(笑)の甲冑とか超能力設定とかが満載。主人公と血のつながらない兄弟や親友のエスパー少女とかとともに悪しき者と戦うというファンタジーの王道的展開。ゆえに話がわかりやすくすんなり読めます。ネタバレになりますがムー伝説がモチーフ。このころってこういう題材が多かったですよねえ。
あと特徴としては、少年誌連載だったろうにかなりエロティックな描写やシーンが多かったです。ヒロイックものなので触手とかけっこう出てくるし。一般漫画なのに成人漫画並な絵面でした・・。当時読んだ漫画では孔雀王のエロ描写も濃かったですがこちらのほうが生々しくてかなり驚いた記憶があります。
初巻からの時代でのエピソードがいったん終了し、第2部としてか時代を現代に移行しミュウたちの生まれ変わりが敵と戦うって展開になってきましたがなんか中途半端に終わってしまったような気が。
野部利雄
少年ビッグコミック全8巻 / 小学館
ジャンル:少年・ファンタジーアクション / 好み度:★★★☆☆