首都東京の地下には封じられた社会「東京アンダーグラウンド」が存在する。無敵の喧嘩王の異名を持つ高校生浅葱は、地下の組織「公司」から脱走し地上に来た巫女とその護衛の少女と出会う。
地上の人間である主人公の少年が、地下から脱出した少女２人の内、巫女に惚れ追っ手と戦う。しかし敗れた主人公は、いったん死亡するも巫女の力で復活するとともに、地下の住人が持つ特殊能力も有することになる。結局巫女と護衛は連れ戻され彼女たちを救いにアンダーグラウンドへ向かうという展開。
それなりに腕に覚えのある熱血主人公が特殊能力も得て敵と戦うという話でいいんだろうか。わかりやすい主人公の性格設定とかアンダーグラウンドの設定とか都市型ファンタジーアクションとしてはなかなか楽しめました。
メインキャラが熱血・眼鏡頭脳担当の男の子、清廉な巫女と勝気で戦闘担当女の子と大変王道でバランスの良い構成なのも良かったかな。
しかしちょっと設定が凝りすぎたのか整理されていなかったのかどうもしっくり来ない部分が無きにしも非ず。最後はかなり駆け足で中途半端な終わり方だったのも残念なところ。ごたごたの時期だったのかな・・？
あと絵柄がころころ変わっていったのも特徴。模索中だったのだろうか・。
有楽彰展
ガンガンコミックス全14巻 / スクウェアエニックス
ジャンル：少年・アクション / 好み度：★★★☆☆