幕末の世界。からくりの技術を持つ機の民の村に謎の集団の襲撃を受ける。機の民は生活に活かす術はあるけど戦いに活かす術は持たずなすすべもなかった。そんな中、村の子供たちは山車のようなご神体を祭る社へ逃げるが・・・。
そのご神体が戦闘能力の高い巨大からくりで、主人公の少年少女たちはご神体で敵と対峙するというパターン。
明治維新前という時代背景とかなんちゃって日本なオリエンタルな世界観と人形浄瑠璃とかを思い出すロボット(からくり)のデザインとかが特徴。分類的には巨大ロボットアニメになるのかなー。
キャラがかわいくて雰囲気が日本昔話っぽいですが中身はなかなかどうしてリアルに作られています。とにかく心情面、行動面を含めキャラの動きが活き活きしてますね。次の時代へ移行する変動期という時代設定にマッチしているというか。あとご神体の変型シーンとか木の歯車が動いて活動する描写がたまりません。なんかいい・・・(笑)
あとオープニングの音楽とアニメ、からくりを生活に活かす描写や設定も個人的にツボでした。
基本的にこどもさん向けのタイトルだと思いますが大人でも十分楽しめる内容でした。素直に面白い。
2000年NHK BS-2放映全26話/堪能度:★★★☆☆