ファンタジア 喜多尚江

Amazon
ファンタジアをAmazonで見る

文武両道の長男・端麗で賢明な次男を持つごくふつーの少年・ユキト。謎の見えない手にひっぱられ神社である家の敷地にある祠から連れて行かれそうになったところを兄たちが助ける。変わりに引きずられてきたのは一人の魔女。彼女は、ユキトが自分たちの世界の魔都・ファンタジアの王だと告げる。
優秀な兄たちではなく味噌っかすの主人公がファンタジーな異世界の王。魔女は雇われてユキトを自分たちの世界に連れて行こうとしていたらしい。王になる基準は気まぐれで主人公が王になったのは出会い頭の事故みたいなかんじらしい。王の血は力を持つゆえ主人公は力を求める魔物などに襲われる危険性が高い、また王の中には獣がいて血で封印しているので流血はご法度という流れ。
異世界ファンタジー巻き込まれストーリーといったところか。主人公側が異世界に召喚されるじゃなく向こうの人間を迷い込ませた展開が面白い。説明的なやり取りなのに自然な印象を受ける構成がいいな。
淡々としている風だけど情は深いぞみたいなキャラ設定とか知識を新たに得ることが魔力の回復につながるという設定がツボでした。伏線?と思わせて実は考えすぎだったシーンがちらほら。深読みしすぎた(笑)

喜多尚江
花とゆめコミックス全1巻 / 白泉社
ジャンル:少女・恋愛・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆