劇画調の作画による独特の空気をかもしだしているギャグマンガ。帯からクロマティ高校の作者と知る私(汗)
2076年の日本。とある電気店を営むおとーさんが町内会長に選出され、町内会のためにいろいろがんばっている日常を描いた物語。
未来設定の意味はほとんどなく、登場人物の価値観や生活環境は現代そのまんまです。未来設定にしているのはクレームよけのように演出されていますがひょっとして単なるネタかも。
毒があるんだかないんだかよくわからないある種の虚脱感を感じずにはいられない内容。がんばってるけど家族に認められないとか、努力のベクトルが妙にずれてるところがなんともいえず。登場人物が成人だからか、キャラの思考展開と行動が妙に涙を誘う(笑)
クロマティよりかなり短い巻で終わってしまったのはやはり主人公がおっさんだったからなのか。あまり関係ないか・・・。個人的にはタイムスリップした、あたたによく似た御仁が印象深かったです。
野中英次
少年マガジンコミックス全4巻 / 講談社
ジャンル:少年・ギャグ / 好み度:★★☆☆☆