咎狗の血 茶屋町勝呂 / Nitro+CHiRAL

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同名ボーイズラブゲームのコミカライズ。第三次世界大戦により荒廃したニホン。かつての首都の一都市トシマは犯罪組織に乗っ取られた状態だった。そのトシマでは犯罪組織のボスを決めるバトルゲームが開催される。何者かの策略により無実の罪を着せられた青年は放免されるかわりに、そのバトルゲームに参加し、犯罪組織のボスの抹殺と組織の壊滅を余儀なくされる。
原作の込み入った設定を前説明で流しすぐに物語に入る手法。このタイトルの場合は成功している気がします。
切り絵を思わせる独特な絵柄は荒廃した舞台に合っていて読者の眼を十二分に堪能させるものの、肝心の物語の流れをわかりずらくさせている面もあり。
やはり原作ゲームをプレイしてある程度予備知識を得てから読んだほうが吉のタイトルか。
ハードな舞台で繰り広げられるドラマ。人気があるだけのことはあるかっこよさだなーと。原作はBL描写ががっつり入っているようですがこちらは全年齢向けの構成のようです。はっきりした描写がなくとも雰囲気はかなりあると思われ(いい意味で)

原作:Nitro+CHiRAL / 漫画:茶屋町勝呂
ビーズログコミックス10巻 / エンターブレイン
ジャンル:少女・アクション / 好み度:★★★☆☆