天才高校生探偵・工藤新一は黒ずくめの男たちの取引現場を目撃し彼らに飲まされた薬によって子供になってしまう。新一は「江戸川コナン」という偽名を名乗り別人として幼馴染の蘭の家に居候することになる。元に戻る方法を探しながら、蘭の父・探偵毛利小五郎が巻き込まれる事件を解決していくが...。
いまさら説明はいらない探偵少年漫画。アニメ放映期間も2桁年に突入し、サザエさん状態になってきている模様。組織の薬とか探偵グッズとか、少年向けというか、現実では見られない要素もありますが、探偵ものとしてのトリックには不思議要素はありません。子どもに受けいれられやすい冒険?ものであり、かつ大人でも読めるリアルさが絶妙な形で展開されています。推理エピソードは完全にトリック(謎解き)メイン。ゆえに犯人の動機とか現場の描写はありきたりで淡白。物語の軸である、闇の組織と主人公たちの戦い(というか化かしあい)の進展が気になるところ。
青山剛昌
サンデーコミックス1~/小学館
ジャンル:少年・ミステリ / 好み度:★★★★☆