著名な推理作家とその編集担当の女性、あと作家のファンであるお嬢を主人公にした推理ミステリーアドベンチャー。(といってもプレイヤー=編集者の女性というパターンがほとんどです)
短い推理ミステリゲーム6章とおまけの推理パズルという構成。どうも元は携帯ゲームらしく1章の内容は短いのですし総当り方式と言えなくもないのですが、けっこうプレーヤーの推理力が試される内容かなと。1章ごとにクリアしていくと次の章をプレイできるようになり、おまけである推理パズルの解禁の数も増えるにという仕様です。
2章目は別として、他の章では編集担当の女性が推理作家のモチベーションをあげるため作家が遭遇した事件の真相を解くという形態。聞き込みと現場検証の後、作家の質問に答えてすべて正解するとクリア。ただシナリオ達成率というものがあり、その章によって達成方法が微妙に違っていたりします。
1章目は複数の質問の答えが違っていても作家が真相を語ってくれるので事件のクリアは簡単ですが蛇足と感じる選択もすべてやらないと達成率があがらないはず;
3章目以降は選択が間違っても作家は真相を語ってくれないので自力で推理して真相を解かないとクリアできません。そして章が進むほどに地味に難易度が上がっているような気がしました。
しかしまあ推理力が必要といっても、作家の質問に選択肢で答える方式なので、選択肢からぼんやりと解答が見えてくるのですがね。
2章は他の章と違いマルチエンディング方式。主人公は編集者の女性とお嬢様を切り替えていく形式です。2つのメインとサブのシナリオがいくつか。山手線をぐるぐるまわってイベントをこなす構成なのですがどの時間帯にどの人物がいるのかを把握するのがクリアの鍵になるのでちょっとめんどう。やりごたえはあるかもですが。
おまけの推理パズルも変わっていて面白かったです。いや私がこういうパズルをやったことがないだけなんでしょうが。縦と横の、複数の条件を満たすコマに○をつけるパズル。はまりました。
1つ1つの章が短いので気軽に楽しめますし数が多いのでコストパフォーマンスは良かったです。クリアできないときはほんとうに先に進まない構成なので途中で飽きる人もいそうですが・・。
インターチャネル・ホロン /推理アドベンチャー
ニンテンドーDS / ハマリ度:★★★★☆