父親と極貧生活を営む女子高生は、下校中に空飛ぶペンギンに遭遇し金の為捕獲を試みる過程で空を泳ぐ魚にも遭遇、その1匹が体内に入り彼女は超能力を持つ者になった。
主人公の女子高生・リンカは意識しないと物質がすり抜ける体質になってしまった。おそらく原因は下校中に遭遇した空飛ぶペンギンと空を泳ぐ魚。
主人公と同じ過程で超能力を得たわけ知りの青年との出会い、主人公と同じく超能力を得た父、超能力を悪用する一派など、東京を舞台にサイキックアクションが展開されていきます。
アクションの画面の構図が面白いというか見ごたえがあるというか。うわーっと広い空間を感じる手法が魅力でした。久々に正統派な超能力アクションといったところか。能力を得るきっかけの設定はファンタジーっぽいけど。
極貧主人公に対して敵側が金持ちという対比とか、シリアス顔なのにけっこうお茶目な親父とかキャラ設定のポイントはおさえてあるなあという印象。超能力を扱う話としては王道な話運びかな。正直、とっかかりだけでは印象が薄く後々の展開次第といったところですが続きが気になるのは確か。
瀬川はじめ
角川コミックスエース全16巻 / 角川書店
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★☆☆