ティアーズ・トゥ・ティアラ 

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同名シュミレーションRPGが原作のファンタジー風冒険叙情詩。
文化・風俗・技術等は剣と魔法のファンタジー風で、世界観は神話に近いイメージかな。うたわれるものの西洋版っぽいなあと思ったら同じ制作会社のようです。原作は未プレイなのでイメージの相違はわかりません。
大陸で建国された神聖帝国は辺境に進出、かつて栄華を極めた古代王国の流れを汲む一族にもその勢力が及ぶ。帝国の司教は古代王国の血を引く娘を生贄に魔王の復活の儀式を行う。
そして魔王は現れるも「悲劇に飽きた」とその刃は司祭の方を貫き、復活した魔王アウロンは成り行きで娘の一族の族長となり一族の面々と共に帝国と戦うことになる。
うーむ。ぱっと見インパクトが薄いというか地味というか。個々のエピソードは秀逸なのに華がないというか・・。動きや話の展開は軽快だなと思うときともったりしているなと感じるときと両極端なのも原因なのか。
友情、恋愛、活劇、ドラマ、コメディと実にバランスよく配分された堅実でしっかりした構成。話の概要がわかれば興味深い内容なんですよね。奇をてらわないストーリー重視のタイトルだと思われ。
単に個人的な第一印象な話なのですが、オープニング見る限りじゃヒロインの兄が熱血漢で主人公っぽいなあと思っていたらどうも魔王の青年が主人公のようでちょっと以外だった。まあ兄貴は昔々の主人公タイプで魔王が今時とも言えますが。
魔王なだけに独尊な性格っぽくはありつつも面倒見が良いという印象をうけるアロウンのキャラが個人的に興味深かったです。

2009年キッズステーション放映全26話 / 堪能度:★★★☆☆