僕のショパン 桃雪琴梨

Amazon
僕のショパンをAmazonで見る

稀代の作曲家ショパンと親友でありライバルであったリスト。ショパンの没後リストが回想する彼らの物語。
ショパンの没後彼の曲を弾いていたピアニストリストはショパンの故郷ポーランドへと向かう、というオープニングで始まる1話1エピソード形式で綴られる物語。
1話が短く、彼らが過ごした日々を切り取った形という印象が強い構成。ショパンやリスト以外にも著名な音楽家が登場します。そこはかとなくBLチックというか少女漫画ぽい雰囲気だったりキャラ設定だったりしますが、物語自体は事実を元にして構成している模様。幕間にはエピソードの元となる史実の解説付き。
ショパンの親友であり交流も深かったリストはショパンの故郷ポーランドに赴き「ショパン」という書籍も書いたそうで。どんだけショパンがすきなんだ(いやいや)
実際のエピソードを味付けして構成という点では興味深かったのですがどうにも読みにくく。乙女なショパンに萌えられたらハマれたかもしれないんですが(おいおい)
棒のような身体の描き方にバランスの不安定さを感じてしまうところも難。顔のアップがやたら多かったのもあるのかなあ。線は綺麗なんだけど。

桃雪琴梨
エモーションコミックス全2巻 / エモーション
ジャンル:少年・ドラマ・歴史 / 好み度:★★☆☆☆

同時発売というかコミックスに連動して発売されたショパンCDにはちと興味が。アナログレコードしか持ってないので。