喘息持ちの少年・蹴治と北海道から来訪した少年・犬童かおる。亡き蹴治の父親が繋ぐ彼らの出会いは廃部寸前の弱小サッカー部を復活させる起爆剤となる。
主人公は喘息持ちの一見ひ弱そうな少年。亡き父が作った高校のサッカー部には姉がマネージャーに在籍し主人公も高校入学すれば入部することを秘かに決めていた。
姉へのおつかいでその高校にやってきた主人公と、おつかいの道中不良に絡まれた主人公を助けた謎の少年は、サッカー部が実績が残せない理由で廃部寸前になっている状態であり、今まさに行われている試合で負ければ廃部が決定するということを知る。そして主人公と謎の少年はその試合の後半から参加、なんとか勝利をもぎとり存続できるように。謎の少年は主人公の亡き父の教え子であり、主人公もも喘息持ちながら自主トレで体力をつけており、ということで高校に入学すると2人はサッカー部へ入部し部を盛りたてていこうと奮戦するという展開。
主人公はリフティングなどボール操作能力がかなり高くまた動きも機敏。父親譲りの天才タイプではなく負けず嫌いと努力を惜しまない気質ゆえに得た能力、一方父親の弟子である少年は父親のプレイスタイルを継承しているという設定。
この2人を中心に話をまわしていき、病弱な弟に過保護気味な姉や新入生勧誘で見せた主人公の技に興味を持つ生徒と脇の役者もそろっていく模様。ストーリーは青春もの、サッカーというスポーツに対してのアプローチはゲームの組み立てと個々人の技術にスポットを当てていくのかな。
安田剛士
少年マガジンKC全4巻 / 講談社
ジャンル:少年・スポーツ / 好み度:★★★☆☆