RED LINE 若松浩

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主人公はケンカ大好きで不良を絵に描いたような少年。幼馴染の活発な少女には尻にしかれておりいやいやながらも実家の八百屋の手伝いをする主人公、とはいえやはりまじめにするわけがなく、送り主不明の見慣れない果実をつまみ食いした直後、仙人と名乗る小さな少女が現れる。
仙人の少女が言うには、主人公と幼馴染の少女が食べたのは世界に3つしかない食べたものをほぼ不老不死にする果実。不老不死になれるとはいえそれは長い寿命と老化をしないという話で、治癒能力は皆無で食べた人間が死ねば果実は元に戻る。ということで現在その果実を巡り闘争が行われている最中で、果実を食べた主人公たちにもその刺客がやってくる。とはいえ外敵に対し対抗する力がないわけではなく、ある条件下で戦闘能力を得るという設定も組み込まれ、主人公たち自身が物語の基軸となり本格バトルに突入するという展開。
スケールの大きい話を読み手に戸惑わせることなく読み進めさせる構成は秀逸。ある意味単純明快な主人公をはじめとして主要人物の設定も物語の尺にあっている印象。

若松浩
エモーションコミックス1巻 / エモーション
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★☆☆