となりの屋敷に引っ越してきた少女はケーブルがあるロボットだった。彼女は全宇宙の環境保護・再生の補助を行う法人に所属し、屋敷の庭で別の惑星の生態系を再現させその惑星の生態圏を復活させる仕事をしているという。
美少女ロボットと地球の少年少女が出会う種の存続をテーマにした箱庭SFファンタジー。
ポップでキモカワ系でかわいらしい絵柄なのでSFというよりSF設定のエコ関連の教訓を加味したメルヘンコメディという印象。萌えっぽいドタバタものではあるのですが、話の内容はかなり硬派。
SFものとしても読み応えがありました。一戸建ての庭というみみっちい（失礼）範囲で繰り広げられる生存の戦いとか知的生命体の歴史とか含蓄がありますよ。いやほんとに。
ペンタッチからかわいらしいのに怖い印象を受ける演出もいろんな意味でインパクトがあり異星人のデザインもポップなのに地球外生命体なんだと実感できるデザイン（どういう表現だ）
SF設定がしっかりしているし話のテンポが良いというかキャラがよく動くし、と思ったより当たりだったなという印象を受けたタイトルでした。
リヨ
あさひコミックス１巻 / 朝日新聞社
ジャンル：少女・SF / 好み度：★★★☆☆