愛こそすべて 木下けい子

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仕事人間というか不器用というか女性とまともにつきあったことがない純朴系の三十路リーマン(正確には技術系会社の社長)・片桐。男運が悪いと自分で言っているが男運が悪いというよりだめんずが好みというところが問題なのでは、な青年・律。惚れた女性に告白するために花束を買いにきたところに花屋でバイトしていた律と出会う。結局片桐は振られ、酔った自分を自宅で介抱した律の優しさに惚れ告白するという展開。三十路のリーマン・片桐と男運が悪い青年・律のBL。
不器用ながら猛アピールする片桐と、片桐がノーマルだったのと過去の恋愛遍歴から恋に臆病になっている律の攻防というかやりとりが萌える。かみあってないというかすれちがっているというか。
律の過去のだめんずが律にたかりにきたときの片桐のかっこよさはいいねえ。人畜無害というか草食ぽいキャラがここというときに男を見せるというのはやはりツボですよ。
2人やりとりは言うに及ばずですが、律の従兄弟のツッコミがまた良い。どこかずれてる律の感覚が目立ってコメディとしてもくすっと笑ってしまうという。
なんのかんのと真面目で不器用なカップルというのは見ていてほっこりしますね。それにしてもBLもので自営業というと花屋が多いのはなぜなんだろう。薔薇からきてるの?

木下けい子
あすかコミックスCLDX全1巻 / 角川書店
ジャンル:ボーイズラブ / 好み度:★★★★☆