11eyes(イレブンアイズ) 

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赤い月の夜の出現により平穏な生活は一変する。姉の自殺と見えぬ右目の真相、遅い来る異形の者たちの目的とは。
姉が目前で自殺するというトラウマから心を閉ざしていた少年カケルは献身的な幼馴染の少女ゆかの助けもあり数年後には幼馴染をはじめとし気の知れた友人にも恵まれ穏やかな学園生活を過ごしていた。しかしかけるとゆかが下校中、突然かけるの見えない右目が痛んだかと思うと周辺が赤に染まった世界に変わり異形の化け物が2人を襲う。
まさに突然に状況が動きそしてすぐに戻る。何かに巻き込まれたのだが真相が当事者に見えないタイプのシリアスアクション。と予測できるものの状況描写が唐突すぎてあまりにも現実味が薄くなじみにくかったというのが正直な感想。
その後それなりに事情を知る人間と出会うものの彼らも根っこのところはわからず精神的に心もとない展開に。まあそれが醍醐味ではあるのですが。
キャラアニメに洒落にならない命の危機という要素を加味した記号的なアレかと思ったのですが後半は面白くなっていったかな。特に純朴な幼馴染の少女の隠れた主人公への執着と狂気の描写は興味深かったかも。とはいえやはり人間描写は薄いと感じざるを得ないんですが。
現実と非現実が交互で切り替わりが早い設定なんだからもうちょいその対比を強められたら良かったんですが。現実の主要人物の設定がかなりぶっとんでて現実での彼らの生活観すら非現実っぽいというか・・うまくいえない。
画面的には割と見ごたえがあるけど話運びはちょっとしっくりこないというかんじ。人物設定に懲りすぎた印象も。

2009年UHF局他放映全13話 / 堪能度:★★★☆☆