街の神社で生まれ育った少年は、山を降りて祭りを堪能していたとき、友達になりたいと思うふたりの少年と出会う。街を統べる神社の主は少年に告げる。どちらかを選んで喰らうように、と。同名ADVゲームコミカライズ。
ゲームは未プレイ。原作付きだからなのかゲーム内容そのままの構成なのか、1巻の時点では話の進み方がゆっくりで世界観がよくわからなかったという;
主人公の少年は、どの人間も獣みたいに見える中、 人間の姿に見える人間の少年ふたりと出会い、神様は少年にどちらかを食べろ、という一見ダークなはじまりかた。どうも街には人間を食べるモノがけっこういて、食べられると肉体はおろか存在自体もなくなる、いわゆる神隠し的な状態になるみたい?で、秩序なく食べてしまうモノと街を守るモノがいるようで、災厄をもたらしそうな存在が目覚めそうでそれは主人公と深い関わりがありそう。主人公の「食事」はいろんな面で重要・・ってあたりは読み取れたような気がするけど・・。食事対象が2人いるのがゲームにおける分岐点なのかな。ファンタジー少女漫画にちょくちょく見られる思わせぶりな台詞や演出が多様されている。キャラに萌えるか先が気になると思ったら良作なタイプというか。
絵はデザイン性が高く美麗で眼福。雰囲気もあるので引き込まれるけど、個人的にはやっぱり先にゲームをプレイするかまとめて読んだ方がいいかなと思うタイトル。
原作:HaccaWorks / 漫画:七生
MFコミックスジーンシリーズ全9巻 / メディアファクトリー
ジャンル:ファンタジー・少女 / 好み度:★★★☆☆