中野や高円寺をはじめとする東京中央線が通る街に住む女性のモノローグで綴られる街の日常を描いた4コマ漫画。
舞台は中野・高円寺・荻窪・阿佐ヶ谷・吉祥寺・三鷹・武蔵境ほか東京中央線沿線の街。登場するのは各々の街に住む女性たち。一人暮らし、もしくはなんらかの岐路に立つ彼女たちの視点で、その街の日常において思うところや街の特徴を語るという構成です。
会話形式が多い4コマものにおいてはめずらしい形態かな。題名にもある通り、モノローグ中心の構成ですが、4コマらしく落とすところは落としており、おそらくは街の特徴もうまいことつかんでいるんだろうなと思われ。というのも生まれも育ちも地方なのでそう言われるとそうなんだという感想しかなく(笑)三鷹というとジブリ、阿佐ヶ谷は漫画家やクリエイティブ業界の人が多く住むというイメージしかないもんで(汗)
東京の中でも都会なところとちょっと田舎っぽいところがあるんだなと知りました。あと電車が頻繁に利用できるっていいなあと・。私が住むところは車を使ったほうが早いことが多いのですよ;
恋愛活動のベクトルが明後日の方向にいってしまい振られっぱなしの女性のエピソードが個人的に印象に残りました。ここまで極端でないにしろ勘違いってあるよね・・。あと中央線はやっぱりよく停止するんですね・・。
東京の街ネタにピンとこない地方の人でも女性たちの生き様の描写で楽しめる内容だと思います。
小坂俊史
バンブーコミックス全1巻 / 竹書房
ジャンル:4コマ / 好み度:★★★★☆