さよなら絶望先生 久米田康治

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常に後ろ向きな思考、「絶望した」が口癖の自殺マニアな教師・糸色望と彼が担任する一癖・二癖どころではない超個性的な生徒たちが織り成すシュールギャグ漫画。
主人公の先生の服といい扉絵といい大正レトロちっくな雰囲気なのでその辺の時代かと思ったけど携帯持ってるから現代のようで。登場人物のテンションは異様に高いけど展開のテンションは淡々としているという、一風変わった雰囲気をかもし出しています。
世相とか時事ネタを上手く解釈・味付けして語るという構成。とにかく情報量が多いので読みきるのに時間がかかりますね。長く楽しめるという点でコストパフォーマンスは高いと思われ。ただ、漫画はさくっと読みたいという人には向いてないかも。
それにしても登場する生徒の女の子率が高いはどうしてだろう。少年漫画的お約束なのか。
関係ないけど当初これがマガジンコミックスだというのに驚いた私...(笑)いまではすっかりなじんでいるような気がします。

久米田康治
マガジンKC全30巻/講談社
ジャンル:少年・シュールギャグ / 好み度:★★★★★

ぶっちゃけ始めの3巻あたりであまりに主人公が絶望を連呼するので読むのやめてました。
しかし2006年にテレビアニメが放映されてこの漫画を読むテンポがつかめて続きも楽しんで読むように。アニメ万歳(笑)今ではギャグの元ネタを知るために芸能ニュースまでチェックするようになってしまいました。作中のエピソードにもあった現象が我が身にも。