芸能界は運が命ということでくじびきで選出された新鋭芸能事務所の、個性豊かすぎるアイドルたちのかっとんだ活動を描いたハイテンションアイドルギャグ。
新鋭ゆえに弱小な芸能事務所のアイドルタレント選出方法はくじびき。売ろうという気があるのかという事務所の方針もアレですが、選出されたアイドルたちもまた斜め上すぎる個性を持つ面々。
アイドルとは真逆のアピールや特技、笑えるけど笑えないセンス、どーでもいいところで無駄に息がぴったりなど、もう突っ込みどころ満載というか突っ込みどころしかないというハイテンションな展開。当人たちはいたってまじめに、とっても「いい顔」で空気を読まない発言をするというギャップも見所なのかな。突っ込み役の常識人なマネージャーも一生懸命つきあうもののしまいにはさじを投げ気味。
売り出す方向性が迷走するしかないユニット、しかも5人選出されるも要の1人が脱退というぐだぐだなまま強引に話が進んでいきます。
勢いはあるけど本筋はこれっぽっちも進まねえという構成もすごい。いい意味で酷い。唖然とするしかないというのはこのことかというほどに突き抜けたタイトル。
原作:河田雄志 / 作画:行徒
角川コミックスエース全3巻 / 角川書店
ジャンル:青年・ギャグ / 好み度:★★★☆☆