災厄は僕を好きすぎる 二宮悦巳 / 神奈木智

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主人公はごく普通の男子高校生。主人公の両親が死亡し親戚の家に引き取られその家族の一員となって10年目。それは主人公の17歳の誕生日だった。そして彼の通う学校に転校してきた謎の少年は、主人公に護衛と恋人宣言をし周囲を沸き立たせる。
というのも転校生は主人公と1年間限定の運命共同体であり、主人公が怪我をするとその傷はそっくり転校生の体に移ってしまう。そして主人公は17歳の誕生日から1年間、毎月1回合計12回の災厄がふる運命を持ち、災厄を回避するために転校生は主人公を守るというわけ。それを示すのが主人公と転校生に格6個ずつ刻まれた桜型のアザ。災厄が回避されると1花弁ずつ消えていくという設定。
それは先祖からの運命らしく、また彼らを見届ける者たちの存在もあり、主人公を引き取った家族の中には主人公の運命を知るものもいる模様。
話の骨格はそう複雑なものではなくとりあえずの目標が提示されているので、これからどう味付けしていくか、主人公2人とそれ以外のキーキャラがどう絡んでいくかが気になるところ。個人的に主人公に執着を見せる家族(義兄)がどう転ぶのかが興味あり。
レーベルからしてBLだと思うのですが1巻目はそうみえなくもないといった雰囲気にとどまっています。運命共同体の2人、見届け人のコンビ、主人公の義兄がそれっぽいかなという程度。

原作:神奈木智 / 作画:二宮悦巳
キャラコミックス1~ / 徳間書店
ジャンル:学園ファンタジー・BL / 好み度:★★★★☆