ラブやん 田丸浩史

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男女の仲を取り持つ天使・ラブやんが舞い降りた先はロリコンオタクでプーの青年・カズフサの部屋だった。憔悴しながらもカズフサの恋を成就させようとするラブやんだが...?
グダグダな青年をまっとうな恋愛の道に導こうとする天使の話・・萌えそのものな展開になるはずなんですがぜんぜんそんなことありません。さすが作者。
男性のオタク文化が垣間見れます。いままでおぼろげにしか意味がわからなかったものがこれを読んでなんとなく理解できました。そういう意味では収穫があった作品というべきか(笑)
はじめのほうはネタが濃すぎてついていけないところもありましたが巻が進むにつれて方向性が安定した感じ。下手な萌え漫画よりも楽しめる内容だと・・思います。たぶん。
この作品の特徴は主人公の望みをかなえる天使と主人公は決して恋仲にならないだろうというところでしょうか。なったらなったで面白ろいカップルになりそうですが。なんかだんだん漫才コンビのようになってきている気がするなあ...。なんのかんのと主人公のスキルがそれなりにアップしているのも良いですね(停滞してる部分も多々あるけど)

田丸浩史
アフタヌーンコミックス全22巻/講談社
ジャンル:コメディ・青年 / 好み度:★★★☆☆