世界擬人化計画  ナオダツボコ 


世界擬人化計画 (フラワーコミックス)

擬人化をテーマにしたギャグ漫画。
基本的に漫画家と担当編集の打ち合わせという舞台設定で話を廻し、様々な擬人化設定が担当から繰り出される提案を漫画家が突っ込(みつつ漫画にする)構成。1話4Pほど、ほぼ4コマ構成なので雑誌では隙間掲載だったと思われる。
擬人化萌え属性がないので、こういう感じでキャラは作られていくのかとトリビア的興味で読んだ。擬人化妄想から設定を定める過程レクチャーものといって差し支えないと思う。漫画家のツッコミには共感する部分もなきにしもあらず。
途中担当が男性に変わるも残念ぷりは初代以上という。オタク的ギャグものとしては楽しめる。しかし掲載雑誌まちがえてませんかと思わなくもない(笑)
雑誌掲載分では尺が足りなかったのか、劇中劇ならぬ劇中漫画も2話掲載しており、本編以上に突き抜けていた。あと恋愛偏差値底辺のアラサー女子の日常を描いたコメディもあり。ナレーションとボケ突っ込み会話している(要するに一人会話?)構成に秘かに涙、そしてその生態はあるある度が強くてまた泣けた。