プラスティック・メモリーズ 

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アンドロイドが実用化された近未来。大学受験に失敗した青年はコネでアンドロイドを製造管理する大企業に就職し、耐用年数間際のアンドロイドを回収する部署に配属される。そこで彼はパートナーとなるアンドロイドと出会う。
作中ではアンドロイドはギフティアという名称で、主人公の仕事はアンドロイド回収なわけだが、回収されるアンドロイドを使っていた人間の中には手放したくないという気持ちから回収を抵抗する場合もあるというかんじ。
また業務には社員とギフティアが2人1組で行われ、主人公のパートナーも耐用年数間際という設定。
思い出をとりあげる仕事に対する思うところ、回収方法と過程における部署内の方針・会社の方針、主人公コンビ自身の問題などを描いたヒューマンドラマ。視聴者に様々な問題提起を醸し出す題材だし、シビアで世知辛い展開も多々あるしで、深く考察する話ではあろうが、そのあたりはすっとばして主人公とヒロインの行方のみを追って視聴していた。
ある意味セカチューのような泣きドラマ系設定ではあるが、思ったほど陳腐でもなく辛い演出でもなかった。さらりとした雰囲気というか透明で静謐なノリというか。

2015年日本BS放送他全13話 / 堪能度:★★★☆☆