ちょっと怖かったり不思議だったりオチがなかったりな著者や知人の体験談を紹介したちょろっとホラーすこしふしぎエッセイ漫画。
題名はちょろこわではなく、ちょろきょうと読むそうです。がっつりホラーではなくちょっとホラーというコンセプト。ほぼ体験談をもとにしているはずですが描き方はどこかホラーショートっぽいものもあり。怖いものもあれば、怖いというより不思議なもの、オチがついてないと突っ込みたくなるものもあり。
出会った瞬間はあれ?と思いつつも流していたけど、後から考えると不気味だったり不思議だったりという話も多く、個人的にはこういう温度は好み。
余談ながら私も不思議体験をひとつ。小学生のころ通っていたピアノ教室で、トイレの対面にあるなんの部屋か知らない扉を開けたらきらっきらのメルヘンピンクの部屋に母娘がケーキを食べているという光景が目に飛び込んできた。あわてて閉じたけど、後日思い切ってもう一度あけてみたらごく普通の部屋でしたという。想像と開けてはならぬ場所(人んちの部屋だし)を開けたという感覚が見せた錯覚なんだろうな。
唐沢なおき
リュウコミックス全1巻 / 徳間書店
ジャンル:エッセイ・体験談・青年 / 好み度:★★★★☆