漫画家と書店員の二束わらじの著者の実体験による本屋さんで働く書店員の業務内容や実情を描いたエッセイコミック。
新聞にもとりあげられ一時期話題になった本屋さんエッセイ漫画。経験者はこれ以上になくうなづく内容、また書店員に興味のある人にとってはいろんな意味で有意義な内容かと。
テンション高めで進行する主人公のキャラはかなり個性的。インパクトは大事ですよね。
本屋の基本的な業務内容の紹介のほか、マナーの悪いお客の話や犯罪行為の対策とか身につまされる実情の話もあり。
注文だと今ではやっぱり通販が主体になってきてるかなあ。たまに書店員さんのぼやきを聞きますし。通販は便利だけど本屋で思いがけなくいい本と出合うあの瞬間はいまだに捨てがたいです。
ウンポココミックス3巻発売後、営業さんのまんがを加えて再編成・発行されました。
久世番子
ウィングスコミックス全2巻 / 新書館
ジャンル:エッセイ / 好み度:★★★★★
このタイトル、書店員さんのハートをゲットした(古語)のか、行き着けの書店では店の入り口の一番目立つところに3列に置かれ、かつ試し読みの見本も3冊あるという力の入れようでした。しかし見本が3冊もあったらそれで満足しちゃって買う人少ないんじゃ・・。案の定、結構長いことうず高く積まれたままでした。本屋の実情を知ってほしかったのだろうか・・。