えとたま 

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十二支の成り立ちの寓話をモチーフにした十二支の擬人化キャラたちによる萌え系バトルアクションコメディ。
男子高超格安の訳あり物件で1人暮らしを始めることになった男子高校生・タケルは、その物件に先に住みついていたしっぽのある少女・にゃ~たんと遭遇する。彼女は干支神を目指しているネコのえと娘だと言う。
「えと娘」とは動物を模した少女の姿をした神の使いで、えと娘たちは、選ばれし12人のメンバー「干支神」を目指しておりその選抜方法は、60年に1度の選抜祭・ETM12によって決められるという背景がある。主人公は彼女らの力の源となる要素が豊富でしかも上質のものが生み出せる体質で、それゆえに猫娘以外の十二支神(一神を除いて)も主人公の住居に入り浸るという流れ。
主人公と十二支神を目指す猫娘と現在の十二支神たちによる日常コメディと、にゃ~たんが十二支を目指して戦う戦闘試合の二柱で展開され、ヒロインの過去とネズミの神のブラックな思惑がストーリーの軸となっている模様。
とにかく丸っこくて愛らしい絵柄がものすごくツボでした。人物の動きも滑らかで動きが良かったです。戦闘パートでは仮想エリア?で戦闘という設定から、3D映像仕様になりキャラは二等身になります。3D戦闘バトルゲームを思わせるこれまたさらにスピーディな絵面が圧巻でした。
メインヒロインは、萌え系によくあるキャピっとした口調にズカズカと主人公の領域に入るタイプなんだけど何故か他作品ほどぬるい目で見ることなく素直に可愛いと感じました。主人公の少年がとにかく淡白というかヒロインたちの行動にさほどダメージを受ける雰囲気ではなく彼女たちに静かに突っ込むタイプなのも要因なのかも。干支の擬人化ゆえキャラづけが有り体でもすぐ覚えられたところと萌えものにたまに感じるストレスをほとんど感じなかったのが個人的にすごくツボでした。

2015年BS11他放映全12話 / 堪能度:★★★★☆