吉永さん家のガーゴイル 

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御色町に住むごく普通の父母兄弟4人家族の吉永さんのおうちの門にはとある経緯から、鎮座するしゃべる石像ガーゴイルがいた。

マッチョで天然の父、年齢不詳・美魔女な母、男子のように凶暴な妹、女子のように儚げな兄といったごく普通の家族の元に、ほぼ強引に押しつけられた経緯でやってきたのは錬金術で作られた意思を持ったしゃべる石像・ガーゴイル。
門番をしているのはいいが門の前を通る自分の姿をいぶかしむ人間を不審者とみなしビームで攻撃する。ガーゴイルの社会性が乏しさゆえにトラブルと周辺の奇異の目にさらされたりトラブルに巻き込まれたり、といった展開。
と書くと難儀な話かなと感じてしまうかもしれませんがちょっと都会から外れたのんびりご近所物語といったノリです。(非日常的な要素はあっても)古き良き快活な日常といったかんじ。ただただまったりというわけではなく、話の展開や人物の言動にメリハリがあり楽しさを感じるとともにきっちり物語を構築しており感動的というか素でうるっと来てしまうラストのしめくくりが見事。もちろん原作が秀逸なんだろうけどアニメの演出もものすごく丁寧だなと感じる作品でした。

2006年独立UHF局ほか放映全13話
堪能度:★★★★☆