幻覚ピカソ 古屋兎丸 


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絵が得意だけどコミュ障なメガネ男子。
名前はヒカリだがある出来事からピカソと呼ばれていた。
そのあだ名をつけた少女は、つきあいの悪い主人公に話しかけ行動を共にしていた。
そんな中、河原で主人公が絵を描き少女が横にいたとき突然ヘリコプターが激突。
少女は死に主人公は軽傷。だが、死んだ少女はミニサイズで少年の前に現れる。
彼女は実は主人公も死んだのだが、主人公の生還を望み叶えられたものの
主人公が人助けをしつづけないと腐って朽ちてしまうという。
人が苦手な主人公が積極的に人と関わる人助けをしないといけないというジレンマ。
で、人助けの方法は、主人公がトラブルを抱える人物を特定、
相手の心情を絵に描き出しその原因を特定解決していくというもの。
主人公と少女、人助け対象の人物とのやりとりや話の構成も秀逸。
あとやっぱり著者の絵がかなり達者なので主人公が描く心情を表す絵がめっちゃ上手いし
心情を表す構図も見応えがある。これだけでも読む価値があるなあと。

古屋兎丸
ジャンプコミックス全3巻 / 集英社
ジャンル:少年・ミステリ・ドラマ / 好み度:★★★★☆