DCD 田口ケンジ 


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9人の少年少女が超能力を披露する番組があったが、生放送中に死亡事故が起こり番組は打ち切りとなった。
その7年後、出演していた元メンバーを殺そうとする何者かが現れる。
主人公格の少年は、その出演者の一人。対外的には透視能力とされていたが実は別の能力。
そんな彼はある殺人事件の現場に遭遇しそこである女性と出会う。
その日の帰宅後、正体不明の人物に襲われるが、先ほど出会った女性に救われる。
件の女性は、出演メンバーの中で最も親しかった人だった。
そして先の殺人事件の被害者はかつての出演メンバーであり、
襲った人物もおそらくメンバーの中の誰かであり、メンバー全員を殺すつもりだと知らされる。
特殊能力という要素を含んだサバイバルミステリサスペンスのよう。
主人公を始めとしたメンバーは倒されるか否か、犯人は誰か、
あと主人公と同じく超能力が情報通りではない可能性などの謎が基軸かな。
共演者、とはいえ収録がバラバラゆえ他のメンバーの情報が乏しいあたりも肝かもしれない。
シリアス路線の話だが、ライトな萌え要素も含ませているので若干話が遅い気もするが
ぶっ込まないといろいろあるんだろう。
謎というか伏線というかな要素はいろいろあるがそれをきっちり回収してかつ
整合性のある結末をつけるかで読後の印象が変わる作品だと思う。

田口ケンジ
少年サンデーコミックス全9巻 / 小学館
ジャンル:少年・ミステリ / 好み度:★★★☆☆