青空嫌いの嘘つきセミ子 ほか少年漫画3件 


青空嫌いの嘘つきセミ子(MFコミックスジーンシリーズ) わんにゃんぷー・からて
浪人生の男子のもとにセミ子と名乗る不思議な少女が突然現れた。夜にのみしょっちゅう男子の元に訪れる少女とやりとりするうちに頑なな男子の心に変化が現れる。少女自分で言うように人外なのかそう言っているだけの人なのか、が気になって一旦最後まで読んでから読み直すことになってしまった;絵はとても可愛く叙情的な流れが好ましい。結末がやたら説明的なのはいまひとつだったのだが、小説が原作なので文章のほうが映える内容なんだろうなと思う。


迷い神社にお尋ね申す!(角川コミックスエース) 水沢ながる
走るのが大好きな男子はいつの間にか神社の境内に入っており、そこには幼馴染みの少女もいた。そして巫女姿の少女と妖精のような神様?が現れる。そこは迷い神社といい名前のごとく悩みを解決する神社であり、主人公に悩みを抱える人間の悩みを解決して欲しいという。解決できなければ主人公が死ぬということで協力することになるが・・。うーん主人公巻き込まれ展開で人の悩み解消を通しての人間ドラマ展開なんだろうけど神社舞台で命を質に強制ってどうなん;と思ってしまう。なぜ死ぬのかとか伏線がよくわからなくてもやもやがすごかった。しかも中途半端に終わってるかんじだし。絵はまあ可愛い。


正義の殺人鬼(少年チャンピオンコミックス)鈴木優太
好奇心から集まった学生達は廃工場の地下エレベーターへ。そこには胡乱な大人がおり、彼の導くままに彼らはエレベーターに乗るがそこは狂気の異世界の入り口だった。パニックにサバイバルにオカルトにデスゲームにといろいろ要素が混じり合ってカオス。序盤から登場人物が多くてよくわからないし感情移入もしにくいし話もわからん。この何でもありの混沌っぷりが話の肝かもしれないが。チャンピオンレーベルらしい濃いノリではある。複数巻。