精神病棟入院記 岡野く仔 

高校受験のストレスから強迫性障害と診断され、両親に促され精神科病棟に入院した著者の入院体験記。
16歳当時の話。1ページ使っての横長枠組みタイプの4コマ構成。
カウンセリングはなく薬物療法も効果が薄く。シビアで赤裸々な心情が連綿と綴られる。
病棟によって治療方針が違うもんなんだなと感じた。同じ病でも個人によって症状は違うだろうし
画一的にはいかないか。そういや他の専門科でも病院によって方針が違ってたっけ。
病院内の出来事やルール、治療あれこれ、家族との関係などなど。
他の闘病記と比べても客観的にも主観的にも綿密な内容だった気がする。
読む限りは母親がネックのような気がするけど・・。どうなんだろうなあ。
一進一退のような治療の中、現在は社会復帰しているようでよかった。
この分野医療も日々進歩してることがわかってちょっとほっとする。
そういやこのコミックス、まんだらけから発行してるのか・・。

LAZAコミックス全1巻 / まんだらけ
ジャンル:エッセイ・体験記 / 好み度:★★☆☆☆