でんしゃ通り一丁目 池田邦彦 


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昭和30年代の東京。
東京の質屋に住み込みで働くため福島から上京した少女。
少女は、少女を悪質なタクシーの運転手に金を
だまし取られそうになり抵抗、都電の駅員の青年に助けられる。
そんな始まりの、田舎から出てきた少女と都電の駅員の青年を
中心に描かれる東京都電人情物語。
最初が散々だったため東京が嫌いと言った少女だが、
都電の駅員の青年を始めとした様々な出会いと経験を積みかさねる。
嫌なこともあれば嬉しいこともある、
ふたりを中心にした人々の人生物語あり、
駅員と少女のゆっくりと育んでいくであろう恋模様あり。
当時の世相や空気感が感じられる話運びが秀逸。
牧歌的な絵柄と作風は主題と合っている。
当時の人々の暮らしの様子などの蘊蓄もあり、読んでいて楽しい。
さすがに生まれていないし東京の話なので
ピンと来ないこともあるけども。
東京の路面電車ってこんなに複雑だったんだなあと。
まあ30年代だとこうなるかあ。

池田邦彦
ニチブンコミックス 全2巻/ 日本文芸社
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆