小学生新聞に連載されている作品だからか、
童話っぽい舞台背景でポップで可愛い絵柄のフルカラー漫画。
発明家の父、双子の姉妹の家族。母は居らず、
母が大切にしていたぬいぐるみのモッコが食卓の母の位置に置かれている。
発明家の父も双子の姉妹も枠にはまらないフリーダムな気質のよう。
芸術家系というか独自のスタイルを持つ。
堅物系の先生が双子の素行について父親と話しにいくと、
父親は実験によってぬいぐるみのモッコの中に入ってしまっていた、というはじまり。
連載媒体から低年齢層向けな作風なんだけど物語はけっこう緻密に作られている印象。
いろんな出来事を回してせわしなくも楽しい日常が綴られている構成は見事。
舞台背景の設定も詳しくて楽しい。
枠にガチガチに固めず主人公たちの個性を重視するような展開が多いかも。
教師と父親の会話で、自分の子を理論だって肯定するところはいいなあと思った。
新聞連載なので少女漫画じゃないけど便宜上少女漫画に分類しています；
山本ルンルン / 朝日新聞社
ジャンル：少女・ファンタジー / 好み度：★★★☆☆