河原の小屋に極貧一家は、無職でうだつが上がらないが常にポジティブな父、
おんぼり笑顔を絶やさない母、ヤンキーを目指しているが根は善人の弟、
そしてヒロインでセレブに憧れる長女の家族4人暮らし。
ヒロインは年に2回はライフラインを止められるほど極貧生活を嫌い、
学校ではセレブのふりをしている。でも事情を知る同中の男子がいるけども。
ヒロインの学園生活や家族の極貧エピソードから始まり、途中で180度状況が変わる展開。
まあ唐突にそうなったわけでなく、ヒロインが知らぬ伏線というか素地があるわけだが。
貧乏ながら和気藹々だった生活から金持ち生活になった際の変化とともに
ヒロインの意識の変化を描き、読後感のよい結末を迎える。
4コマだからコメディ一色かと思ったらいつのまにやらヒューマンドラマに変わっていた。
おや?と思ったら義母と娘のブルースと同じ著者だった。納得。
桜沢鈴
ぶんか社コミックス全1巻 / ぶんか社
ジャンル:4コマ・ドラマコメディ / 好み度:★★★☆☆