イデアの花 絵夢羅 


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他人に見えないものが見える旅芸人の一座に在籍する少年。
ある旅先で団員を癒やした医者たちが自分と同じと気付くもふたりはすぐに出発してしまう。
それから数年後、一座に入ってきたふたりの男女は件の医者たちだと確信する。
少年自身は見えるのみで背景はないが彼が出会った二人はいろいろと持っている模様。
主人公というか話の語りは少年だが物語の核は件のふたりという構図。
女性は神に仕える立ち位置で不老で男性は女性の守護する従者的立ち位置のよう。
ふたりはというか女性は一族の後継者?らしく女性の一族が追っているようだが
突き止められてはいない。問題が発生するため同じ場所に長くとどまれないという。
同じものが見える二人と行動を共にしたい少年だが、というながれ。
人の日常や生活から外れた立ち位置の人たちの物語といったかんじか。
丁寧な人物描写が印象的で作画が達者で引き込まれる。
ちょっと込み入った設定なので話があまり進んでいない?と思ったが
再読するとするっと入った。

絵夢羅
花とゆめコミックス全6巻 / 白泉社
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆