第13保健室 あおやぎ孝夫 


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小中高一貫・生徒数四千人のマンモス校に赴任した新任養護教諭の女性が主人公。
期待を胸に意気揚々と赴く主人公だが、その学校は10を越える保健室があり各々に教諭がおり、しかも序列があるという。主人公は序列最後の12保健室の教諭となるが、主人公がくる以前に在籍していた女性教諭は狭い12番目の保健室の一部を13保健室と決める。
13もある保健室の教諭は、シェア?しているマイペースな教諭をはじめとし、M女王様とかセレブお嬢様系とかキャラが立ちすぎている教諭ばかり。その保健室も教諭のキャラに応じたトンデモ設備の応酬。いろんな意味でインパクトはある。とはいえ主人公も主人公で、「青春」マニアという斜めなキャラゆえ負けていないかんじがする。
面白くも唖然とする舞台設定だが、話運びはスマートな印象。このタイプの話によくある妙な高さのテンションも嫌味に感じないというか。主人公が女性だからというのもあるのかも?
序列があるゆえドタバタな女性の戦いというのが肝なんですかね。
画面は構図がそれなりに凝っているけれどすっきりした線画ゆえに読みやすいと感じる。

あおやぎ孝夫
ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル全4巻 / 小学館
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆