書生葛木信二郎の日常 倉田三ノ路 


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大正時代・帝都東京。立地は良いけど目立たない古い木造の下宿屋がある。
彼の祖母が管理人の少女と友人という伝手で
書生の青年は件の下宿屋に住まいを置くことになる。
どうも主人公は初めての「人間」の下宿人とのこと。
他の住人は所謂妖怪で、管理人も少女も狸の妖怪っぽい。
といっても祖母が巫女の血筋か主人公も見える人。
妖怪たちとのつきあいもそこそこ慣れている。
そんな主人公が関わる妖怪がらみの事件や
下宿屋の面々や他の妖怪や人間たちとの交流を描いた話。
シリアスな話からほのぼのとした話まで多様だが、
おおむね読後感の良い内容になっている。
シリアス話は死人が出る悲しい話が多いけどね。
絵はシャープな筆致、デッサンも達者で読みやすい。

倉田三ノ路
サンデーGXコミックス全8巻 / 小学館
ジャンル:青年・ファンタジー・ドラマ / 好み度:★★★★☆