徹底的にリスク回避を信条とした結果側に居る人間すら認識されないほど
存在感が薄くなった男子高校生サチは、それを活かして盗撮を嗜むようになっていた。
そしてシスターを盗撮している中、何者かに拉致される。
気がつくと角のある幼女が居り彼女は地獄の鬼だという。
彼女が言うには、サチの前世は幼女と尼僧に大変なことをした罪があり、
サチ自身もその傾向がありそのままでは地獄行きなので更正させると言う。
で、更正方法が獄卒となり罪人にお仕置きすることらしい。
すでに鬼の元で働く獄卒の先輩は、サチを唯一認識していたメガネ委員長の女子だった。
そんな始まりのエロネタ含ドタバタコメディ。
地獄落ち手前の罪人を現世で更正という主軸に、ラブコメ満載で送るハチャメチャ喜劇。
登場人物は監督の鬼意外は獄卒なので何かしらアレな面があり
それを活かしたコメディに仕上がっている。
エロ要素あるけどどっちかというとキャラの残念っぷりを楽しむ内容。
身も蓋もない割れ鍋に綴じ蓋な展開も著者らしい。
私はなにげに面白くて好きだったのだが、
雑誌がなくなったのか人気がなかったのか
ちょっと打ち切りっぽい終わり型だったのが残念。
2巻巻末は読み切り2本収録。
瀬野反人
角川コミックスエース全2巻 / 角川書店
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★★☆