夢源氏剣祭文 皇なつき/小池一夫 


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立身出世のためと都に行った父を追って旅をする母娘。
だがその途中で母は倒れ、幼い娘は鬼と出会い改心させるも
襲われた際に耳をちぎられたことから遠くない未来に鬼となる運命を背負う。
それでも少女は父のいる都を目指す中、山姥と彼の息子や盗賊の頭と出会う。
藤原秀郷・山姥・金太郎・袴垂保輔、そしておそらくは茨木童子。
実在の人物及び伝説の存在を登場させる平安の世を舞台にした御伽物語。
絵柄、画面構成、筆致など、昔の絵草紙そのままのような風情。
話がよくわからなくても絵を眺めるだけでも良い気がする。お勧め。
平安時代というと貴族の煌びやかな印象が多いが外ではこういう感じだったんだろう。
あと平安時代といっても長いしなあ。藤原を名乗っても出世出来るのは人握り
って頃だったのかな。歴史は疎いんでズレてたらすみません;;

原作:小池一夫 / 絵師:皇なつき
カドカワコミックス2巻 / 角川書店
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★★★☆