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■early days-ゆうきまさみ初期作品集-

ゆうきまさみ

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ゆうきまさみ氏のサンデーでメジャーデビュー前の作品の集大成。角川による鉄腕バーディアニメ化便乗商売の1つ(笑)
個人的にはメジャーデビューする前からのファンなので初期作品がまとめられるのはうれしい限り。出版社倒産してたり絶版したものがほとんどだしね。
以下収録タイトルと収録作品の中ですでに書いた感想記事を編集再録してます。

1巻収録作品
アッセンブルインサート / 気まぐれディウォッチ / いいことしましょ / ヒロイックファンタズム / 竜王宮への帰還 / ヤマトタケルの冒険

アッセンブルインサート
犯罪組織デモンシードの脅威にさらされた日本。対策本部である特殊工作課はデモンシードに対抗しうる人材をオーデションで選ぶことにした。そして選ばれたのは怪力少女まろんだった。
平たく言うとぽよよんとした可愛い女の子が歌って踊れる正義の味方になるというお話。特殊工作課の設定とか見るにつけ、後の作者の作品の原点が伺える感じです。

ヤマトタケルの冒険
ゆうきまさみ古事記のヤマトタケルの神話をモチーフにした物語。ヲウスノミコト(後のヤマトタケル)の兄や父親との確執、妹との愛、クマソ退治他が描かれています。
作者がメジャーデビューする前の作品でけっこう規制なく描いているという感じ。一般アニメ誌連載だったはずなのに近親相姦とか身内殺しとか結構すごい要素が入っています。(モトがそういう物語なのかも。熊襲の話しか知らないもので;)この漫画のヤマトタケルは英雄ではなく、自分に正直なただの人間として描かれています。そのせいか、リアリティがあるというかなんというか。あとがきで作者はなるだけドライな作品にしたかったとありますが、それはほぼ成功だと思います。読んだあと風がすうっと通り過ぎたような感覚を覚えました。

上記中篇以外のファンタジーはいまいち・・。


2巻収録作品
マジカルルシィ / なんでもない日記 / 夜がこわい! / CONTACT / 40年の決算 / ナイトウオーカー / そこに知世がいれば / のけぞれ!青春 / 時をかける学園 / ぱろでぃわあるど / ぼくのプロフィール

マジカルルシィ
悪魔のルシフェルの娘・ルシィは二度も人助けをしてしまうくらい魔界では落ちこぼれだった。そして研修ということでやってきた人間界。サンプルとして指定されたボロアパートに住む山岡孝之介にターゲットをしぼる。・・・・あらすじ適当です。すいません。
短編読みきり形式で1つの話に使うページ数が少ないから、場面の切り替わりが早くて投げっぱなしなオチが多いかも。最近じゃあまりお目に描かれない演出と構成な気がする。まあ内容と技術は稚拙だけど作者の感性はいいなあと思う作品かな。
ルシィの天使の行いの解釈が面白かったなあ。恋の成就を望む契約者の望みを叶えるため天使が恋の相手に恋の矢を放つ→恋が成就する→相手に好意を抱いていた、契約者以外の人物が不幸になる…結果的に天使が人間を不幸にする、と。言われてみれば、とちょっと目から鱗(笑)

2巻の後半は原田知世が主演した映画やドラマをミックスしたパロディとか、70~80年代あたり?のアニメのパロディが連なっています。ねらわれた学園とか時をかける少女とかファーストガンダムとかそれ以前のロボットアニメとか。見る人が見たら懐かしいなあと感じると思います。初期作品ばかりなのでごちゃごちゃしていて見づらいのが難点……。

1巻はファンタジー系でまとめられてましたけど2巻はそれ以外ってことでまさにごった煮状態。ルシィ以外で読み応えがあったのはナイトウォーカーかなあ。昔の特撮番組のウルトラQとか怪奇大作戦を意識した作品らしいです。

角川コミックス全2巻/角川書店
ジャンル:青年・パロディ/好み度:★★★★☆

アッセンブルインサート(絶版)内「風潮」は未再録?マジカルルシィに収録されてたアニメ誌に描いたコラムっぽい1コマカットもないかな。その中にあった会川昇氏の文章が難解…というくだりにウケた記憶が。

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