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■おざなりダンジョン/なりゆきダンジョン

こやま基夫

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蛮族の女の子剣士・モカ、獣族(猫型)の盗賊ブルマン、茫洋とした魔法使いキリマンの3人が、架空大陸ユーラシアを舞台に風の向くまま気の向くままに冒険の旅をするというRPG風冒険活劇。早い話がRPGゲームに良く見られる剣と魔法のファンタジーですね。
ストーリーは大体1巻につき1エピソードという、読みやすく飽きがこない構成になっています。とにかく展開がスピーディでわくわくさせられますし、テーマもしっかりしていて考えさせられることもあります。主人公モカのなにげない台詞は実に的を射たものだったり、人の本質に触れることがあったりで目から鱗が落ちることしばし。モカの、健全で活気のある性質がこの漫画に魅力を持たせていると言ってもいいかもしれません。とはいえ、モカのみが目立つパターンではなく、性格づけ、位置付け、役割分担がきっちり分けられています。モカは力技、ブルマンは頭脳労働、キリマンはそれ以外(笑)を担当し、また、他の脇キャラたちも実に個性ぞろい、かつ物語に無くてはならない要素を持っています。どのキャラが欠けても物語が面白くなくなってしまうというか、無駄なキャラクターが一人もいないのです。ゲームが元となっていない、「漫画オリジナル」の剣と魔法のファンタジーの中ではダントツの完成度の高さを誇る作品だと思います。
「なりゆきダンジョン」は「おざなりダンジョン」の続編ですが、「おざなり」よりは正直、パワーダウンしている感じ。展開が限定される世界観になったせいかも。掲載雑誌の休刊に伴い、中途半端に完結しています。まあ、帳尻はあっているのですが。
学研の雑誌休刊後、一度ビブロスで復活しかけたんですが会社が倒産、別会社で新シリーズ「なおざりダンジョン」が連載中。
同社から「おざなりダンジョンspecial」として一部のエピソードが再出版され、その後2009年3月ごろより完全再版が刊行されました。ちなみにspecial収録分は完全再販版には含まれていません。なんでこんなややこしい出版方法になってるんだ;;商いの都合なのか?
※続編として新シリーズ・なおざりダンジョンが発表、現在おざなりダンジョンTACTICS連載中。

こやま基夫
おざなりダンジョン全10巻 / おざなりダンジョンspecial1 / ジャイブ
なりゆきダンジョン / ノーラコミックス全3巻/学習研究社
備考:なりゆきダンジョンはおざなりダンジョンの続編
ジャンル:少年・ファンタジーアクション / 好み度:★★★★★おすすめ


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