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■7と嘘吐きオンライン

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ツイッターを題材にした「7と嘘吐きオンライン」人の評価を紙に書いた言葉として見える少女の話「レッテルのある教室」絵の道を目指す少女の不思議な体験「臆病色にひかるキャンバス」を収録した作品集。
サイトで発表された短編の書籍化かな。もちろんWEBで見るとタダなんですが書籍の形として読みたかったのでうれしかったな。
「7と嘘吐きオンライン」
本家twitterでもtwitterの特性を十二分に活かした青春ものとして高い評価を得ていたタイトル。たしかにどこぞのドラマよりうまいと思います(笑)
内向的な女の子が、暮らすではやっているのでなんとなくはじめたtwitter。名前を間違えられたことをきっかけに名前の七島から7の数字をアイコンにした。
学校のことをつぶやくうちにフォローされるようになり、マリというリプライを飛ばしあう友達もできた。でもリアルではあいかわらず内向的なままだしクラスメイトをフォローする勇気も持てなかった。
そんな中、クラスで人気者の少年が自分が「7」だと認める。吃驚するもそのまま少年の嘘にのっかるかたちで発言を繰り返す主人公だが・・。
ジャンル的には青春ものだろうけど劇的なものは少ないです。なんてことはないやりとりや心情や行動を積み重ねて構成されていてそれがかえってリアルというか。
少年が嘘をついた理由とか、別の人格になりきれるオンラインの世界とか、嘘を知りつつあわせる主人公の心情描写とかマリと7とのやりとりとリアルのやりとり、とかが見所かなあ。じわじわっとくるという印象が強い。
「レッテルのある教室」
他者が他者に感じる評価を紙に書いた言葉として知覚できる少女が主人公。まさに「レッテルを貼られている」状態がそのまんま見えるという感じ。それゆえに他者によい印象を与えるようがんばっている少女と根暗など散々な評価を受ける少年のお話。主人公の気の使いっぷりがものすごく疲れました。他者の評価ってやっは気になってしまうかなー。見えるなら特に。自分ってどうあるべきかというぐるぐる考えてしまうところとか共感を覚える人が多そうな。
「臆病色にひかるキャンバス」
絵の道に進もうと母親に告げるが趣味でとどめられないのかといわれてショックを受ける少女。だってお母さんはいつも私の絵をすごく褒めてくれたのに。協力してくれると思ったのに。思い付きじゃなく真剣に考えて告げたのに。そんなもやもやを抱えて外に出た主人公は一人の少女と出会う。
うまくやろうとすると返って味を殺しちゃうみたいなものは確かにある。芸術系を目指すもしくは食い扶持にしている人の話ではほぼ必ずぶつかる壁じゃないかと思ったりも。勝手な想像ですが。
まあ将来に対する不安と希望という題材を自然に描いた良作。本当にするっと感じられるというか。
携帯にまつわるコネタは面白かったなあ。確かに多機能すぎて知らなければ電話じゃないよなw

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ガンガンコミックスオンライン全1巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・青春 / 好み度:★★★★★

お気に入り , 作品名な行 , 著者名は行 [ 少年漫画 ]








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