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■花やしきの住人たち

桂明日香

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夢追い人の父が出て行き取り残された高校生の少年。父の消息を尋ねて父が勘当された実家を訪ねるが手がかりはなく。そして少年の家庭的な特技を見て祖父は怒り、少年は、祖父が理事を勤める女子高の寮に入ることになる。
文章だけ見るとどういう展開か、と思われそうですが読んでみるとわかります。父の失踪をきっかけに、祖父のもとにやってきた主人公。祖父と主人公の女性に対する価値観の相違からなりゆきで女子寮にはいることになるという流れ。
こういう設定ならハーレム系展開になだれ込みそうですが、こちらはそうはなりませぬ。寮生の大半は主人公に興味を示さないし、主人公に密接に関わる人物がほかの寮物に比べ少ないんですよね。
主人公の「はとこ」の少女は最初のエピソードで主人公に恋心を抱くが、主人公ははとこの親友が気になる。その親友は友人との兼ね合いもあり複雑な心境という恋愛三角関係が主軸となっていきます。
主人公の片恋相手の女の子には兄弟がおり彼らの複雑な過去の話、主人公親子の話もありと、謎や伏線、各々の心理描写もあいまって読み応えのある思春期ドラマが展開されています。
漫画的ドタバタエピソードもありますが、じっくりとでもさらりとした空気で描かれるドラマが見所のタイトル。
これって寮を舞台にする意味があるのかというのも無きにしも非ずでしたが、学校生活以外の私生活に無理なく関わりやすくするためと見ればやはり寮になるのかな。枠外の人間がいない下宿ではやりにくいエピソードもあるにはあるし。

桂明日香
角川コミックスエース全3巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆

作品名は行 , 著者名か行 [ 少年漫画 ]








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