comics REVIEW |HOME|TOP|

■花咲け!おとめ塾

陸乃家鴨

Amazon
花咲け!おとめ塾をAmazonで見る
/ bk1で見る

時は大正時代、東京府立柳華第三女学院・通称「おとめ塾」へ赴任した新米教師八雲は、学長の「試験」に合格し、「健やかな家庭を築くための知識」を教える「家政学」の「教材」として使われることになる。
学院は自分の好きな教科をうける選択形式で、家政学は女性の体のしくみや男女の性行為を学ぶ教室。生徒は女性ばかりなので男女の営みの実地の相手として若く元気な八雲に白羽の矢がたったという展開。八雲はその状態に歓喜するタイプではなく教材として酷使されることもままあったりというところが面白かったかな。
家政学教室や塾内での出来事を綴りつつ、純朴な教師八雲と、勝気で実直で恋愛未経験の女生徒まつりとの恋愛物語を主軸に展開していくという構成です。
まつりと八雲のファーストコンタクトはあまりよろしくなかったのですが徐々に親密になっていきある事件がきっかけでクライマックスを迎えます。
元々成人向けからデビュー(しなおし)された作家なので青年向けながら直球なエロ描写が多めです。ハーレム状態ながら男性が女性に翻弄されるというパターンは女性作家ならではか。うれしいけど大変な状況に男性読者はどう思うんだろうか。
エロ重視の場合はストーリーはけっこうおざなりになりがちなのですが、こちらはエッチをする理由に整合性が認められるかな。阿呆っぽい展開とせつない恋愛展開とシリアスな展開がいい感じに混ざっています。あ、百合要素もちょっとあります。
エロ描写は多めですが物語もきちんと組み立てられているし、絵の技術が高くエロ描写とか構図がそのつど違うので退屈しないのもいいですね。
作中には、その時代の一般的なものや性関係の豆知識的な解説があります。ピンと来た人は多いでしょうがとある作品のパロディです。著者のあとがきにも捏造と真実が混ざってるって書いているしね(笑)そういえばタイトルも・・・。
著者の作品の中ではお勧めかな。物語としてもおかず(おい)としても。

陸乃家鴨
ヤングキングコミックス全2巻 / 少年画報社
ジャンル:青年・エロ・ドラマ / 好み度:★★★★★

作品名は行 , 著者名あ行 [ 青年漫画 ]








Powered by
漫画感想トップへ戻る
緑画舎HOMEPAGEへ戻る